(Global Animal記事翻訳)
Fukushima Exclusion Zone Visits Allowed, Euthanizing Begins
Fukushima Exclusion Zone Visits Allowed, Euthanizing Begins
Global Animal April 29, 2011
日本政府と福島県の職員は昨日、20kmの放射能避難区域に取り残されたペットと家畜に関する新たな、だが未完成の行動計画を発表した。日本の首相は、福島の放射能避難区域の避難民は、5時間ほどこの区域内に戻れる可能性を示した。この一時的な帰宅はゴールデンウィーク後に始まり、5月初頭まで続く予定だ。
5時間という時間制限は、多数の条件付きで2時間の帰宅という先週木曜日の発表を改めたものだ。しかしながら、オール・ヘッドライン・ニュースによると、役人たちは避難民が彼らのペットを連れ戻せるかどうかについては、未だに議論中だという。
避難区域内の動物たちには、もはや多くの時間は残されていない。JEARS撮影。
毎日新聞によると、月曜日までに福島県の自治体は、福島第1原発周辺のペットの保護を開始した。この動きは狂犬病予防法に基づくもので、主に迷い犬と野良犬を対象としている。繋がれた犬、猫、そして他の動物については、動物の健康状態を調査した後に獣医師らによって決定されるだろう。7人の獣医師を含む11人のチームは、拠点で動物の放射能汚染を検査している。
自治体は、ペットの身元を特定するための情報を県のウェブサイトに掲載すると述べている。役人たちはまた、県は動物を殺すことはせず、一定期間内に飼い主が現れない場合は、動物たちの新たな住処を探す努力をするだろうと述べた。昨日獣医師らが、放射能汚染の影響を受けなかった5匹の犬と1匹の猫を連れ出した。
嘆かわしいことに、福島県の役人たちは先週の木曜日以降、衰弱した家畜のと殺を行っている。
オール・ヘッドライン・ニュースより:
福島県は木曜日、衛生的理由によって20km圏内の動物のと殺を開始した。この作業は、2010年の10月時点で887件の家屋、80頭の馬、6,200匹の豚、そして260,000羽の鶏が存在する南相馬市の小高地区に重点を置くものだ。同地区は3月11日のマグニチュード9の地震によって引き起こされた津波にひどく破壊された。瀕死の動物のみと殺し、可能ならば引き続き所有者の許可を得る努力を行うと役人たちは述べた。
救助団体に対して、避難区域は封印されたままだ。半径20キロ圏内の動物は明らかに苦しんでいて、飼い主たちは愛するペットたちの救出を望んでいる。昨日JEARSによって公表された下のビデオは、避難区域内に残されて死を待つのみの動物のために、広範な救助と援助の必要性を例証している。
もはや多くの時間は残されていないのである。
・20キロ圏内の動物救出許可を求める首相への手紙にあなたの署名を。
・日本のきちんとした動物救援団体に寄付を。
これは福島県で最近撮影したビデオである。
4月22日までに、政府は福島原発の半径20キロの立ち入り禁止を厳格にしている。
ここには未だに5,000から 10,000の家畜が取り残されている。
20キロ圏内立ち入り禁止が厳格に施行されるまでは、区域内の動物の世話や救助のために定期的に動物救援団体や個人が訪れていた。だが、現在活動は休止状態にある。
地元民同様、JEARSやKinship Circleや他の多くの動物救援団体は動物を守れるように、現在の政策を改めるために政府との協働の道を模索している。
地元住民たちには他に選択肢はなく、やむを得ず動物たちを置いてきたのだ。
20キロ圏内に取り残された猫たち。
周辺の犬猫に餌やりを頼むポスター。
犬舎に残された犬が1匹いた。この犬は繋がれてはいなかったが、そこに留まっていた。
飼い主は自身に出来る最大限のこととして、大量のフードを犬のために残してきたのだ。
自分の動物のために、飼い主が残したフード。
手遅れになる前に動物たちを救助するために、地元住民や動物救助団体の立ち入りを認めるように可能な限り早く政策を改めることを、JEARSは政府に要請している。
現在JEARSとKinship Circleの保護下にある汚染動物は、推奨されている最良の獣医師による除染および2週間の指定検疫期間の元におかれている。既にJEARSやKinship Circleは、このような状況に対応可能な基本的な環境を整えているのだ。
※JEARS撮影、20キロ圏内の動物たちの動画は以下のリンク先で視聴できます。
読後の感想:
邪推だけれど、余計な費用や労力が節約できるから圏内の動物たちが「早く死んでくれればいい」とでも、政府は考えていそう。そうすれば、水酸化カルシウムの消毒だけで済むから。いや、それすらも考えていないのかも。現在この国の首相と呼ばれている人の頭の中には、動物の「ど」の字すら存在していないのかもしれない。