Clone me: Booger's back, times five
In pictures: The cloned pet dogs The Guardian, Wednesday 6 August 2008
死亡した愛犬のピットブルのクローンである5匹の子犬を受け取ったアメリカ人女性は、世界で初の犬の商業クローンに成功したと述べている韓国の会社の初の顧客となった。
バーナン・マッキニーさんの犬のブージャーは、2005年に世界初のクローン犬(スナッピーという名前のオスのアフガンハウンド)を生み出した、ソウル国立大学の科学者たちとの協力によるクローンによって先週生まれたのだと、ソウルにあるRNLバイオ社は述べた。
「奇跡だわ!」報告によると、クローンされたブージャーを見た時マッキニーさんは叫んだという。彼女は自分の姓名とクローンを行った韓国の科学者たちの名前にちなんで、5匹のクローン子犬たちをブージャー・マッキニー、ブージャー・リー、ブージャー・ラ、ブージャー・ホン、ブージャー・パクと名付ける予定だ。
死亡した愛犬ピットブルのクローン犬とバーナン・マッキニーさん、韓国にて。
この科学者たちは、幹細胞のクローン成功が偽りだったことが2005年に明らかになり、その名を落とした科学者ファン・ウソク氏の元同僚のリ・ビョンチャン氏に率いられたチームである。しかし、独立の第3者による試験によって、この犬のクローンは真実であると確認された。リー氏のチームは、約30匹の犬と5匹の狼のクローンを生み出した。
マッキニーさんは愛犬のボージャーが2006年4月にガンで死亡した後、リー氏に接触した。科学者たちは3月に凍らせた犬の細胞をソウルに運び、5月終わりに本格的なクローンを開始する前に、この細胞を育てた。RNLバイオ社によると、同社は犬のクローンに150,000米ドルの料金を課しているが、マッキニーさんは初の顧客なので、彼女からは50,000ドルのみを受領する予定だ。
科学者のラ氏は、最終的に彼の会社は年間300匹の犬のクローンを目標に据えており、そして、中東の顧客のためにラクダのクローンにも視野を向けていると述べた。
脚本家のマッキニーさん(57)は、他に5匹の犬と3匹の馬とともにカリフォルニアの自宅で暮らしている。彼女が他の犬に襲われた時、(オリジナルの)ブージャーは自分よりも3倍体格の大きなこの犬から彼女の命を守ったので、彼女は特にブージャーに愛着を持っていた。この襲撃の結果、彼女は左腕を切断し、その後腕の復元手術をしたのだ。
読後の感想:
最初、とある海外サイトでこの犬のクローン記事を読んだ時、 ペットのクローンという内容に興味を引かれはしたものの、“元ミスコン優勝者の中年女性が、溺愛していた愛犬のクローンをどこかで作ってもらった”みたいな、犬のクローンだけを強調するようないい加減っぽい記事だったのでスルーしていた。でも、その後ガーディアンでまともな記事を見つけたのでさっそく掲載した。
ピットブルのブージャーくん、自分よりもずっと大きな犬からご主人を守ったんだぁ。こんなエピソードがあるなら、クローンを望むほどこの犬にこだわる飼い主さんの気持ちもわかるような気がする。でも私なら、いくらお金があってもしないけれど。