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2011年7月6日水曜日

原発内から救出された2匹の犬の返還を求める東電

The Australian記事翻訳)


福島第一原発から2匹の犬を救出した男性が、その犬たちの所有権を主張する電話を東電から受けたと話した。

ザ・オーストラリアンは昨日、” アニマルレスキュー・ゲリラ“を名乗るホシ・ヒロシさんの救出劇を報道した。この2匹の犬は、原発のウェブカメラの周辺をさまよっているところを発見された。

ホシさんが犬たちを救出した後すぐにイガラシと名乗る東電の社員から、この犬たちは東電の所有物であるという、無慈悲だが奇妙な電話があったとホシさんは昨日話した。

「連れ出された犬たちは東電の原発内で発見されたので、彼らは同社の所有物であるとイガラシさんは話していたようだ」と、ホシさんはザ・オーストラリアンに語った。

「犬たちは決して渡しませんよ。私たちは彼らの保護者ですから」

原発周辺の死の区域で犬の救出活動を行うホシ一家。


姉妹と思われるこの犬たちは、原発事故から3か月が過ぎた今月初めに最初に目撃された。そして、かなりの量の放射能に晒されていた。

それもかかわらず犬たちは異常なしと診断され、横浜の夫妻によって引き取られた。

55歳のホシさんは、苦しむ動物たちを救うために放射能汚染地域への無許可の侵入を試みている。昨日彼は、日本でもっともよく知られた動物福祉団体で構成されているNGOJEARから、救出活動の協働の申し出を受けた。

JEARは、原発周辺20キロ内部での活動を許可されている。だがホシさんは、原発周辺に残された多くの動物たちに対するJEARの救援活動が遅い事に批判的だ。

「彼の救助団体に参加するかどうか、私はまだ決めかねているところなのです」と彼は述べた。

原発内から救出した2匹の犬と写真撮影。ホシ一家とその協力者たち。


読後の感想:
なぜ東電が2匹の犬の返還を求めているのか、理由がわからない。
もうひとつわからないのは、こういう記事は国内でも報道されているはずだと思うのだけれど、この記事を翻訳し終えた時点では、なぜか見当たらなかった。海外報道では関連記事を少し見かけるのだけれど……。
それはともかく、写真の犬の嬉しげな表情を見ると、”救出してもらえてよかったね”と、純粋にそう思う。

英文記事: Return our dogs, TEPCO demands  The Australian June 28, 2011 12:00AM

2011年6月25日土曜日

避難所の中で暮らせない犬たちに迫る健康問題

Asia One記事翻訳)


2か月間飼い主の車の中で暮らすことを余儀なくされ、福島の避難所のペットたちはストレスや健康問題に苦しんでいる。

気温の上昇や、多くの時間を狭苦しい閉じられた空間で過ごさなくてはならず、動物たちは身体的・肉体的に消耗している。

福島県は避難所のペットのためにテントやケージの設置を始めているが、飼い主たちの懸念は消えない。

「ペットたちがかわいそうで。車などの狭いスペースに閉じ込められて、彼らの健康が心配です」と、ある避難者は話した。

ショウジ・トシエさん(32)は、「ベリー、散歩の時間よ!」と声をかけた。福島県のあづま運動公園の駐車場に停めたミニバンから、彼女のミニチュア・ダックスフンドが飛び出した。福島県の浪江町から避難して以来、彼女と両親はこの施設で暮らしているのだ。

公園内のこの体育館には600人以上の人々が留まっており、その中のおよそ20人がペットと暮らしている。中・大型犬は屋外で飼われ、木やポールにリードで繋がれている。だが屋内飼育に慣れている多くの小型犬や猫は、飼い主の車の中で世話されている。

朝方と夕方に天気が許せば、飼い主たちは車からペットを連れ出して公園を散歩する。

11歳のベリーは2年前にケガをして以来、排せつに問題がある。ショウジさんはベリーをペットシッターに預けることをためらい、3月末に避難所に移動してきてからミニバンの中で犬の世話をしている。

日中、車中の温度が危険なまでに高温になることは承知しているが、ショウジさんは犬の身を案じて車の窓を開けることができないのだ。

彼女は日に数回ベリーの状態をチェックするが、日光を避けるために犬が運転席のシートの前のフロアに入り込んでいることもある。

「事故にあう恐れや、誰かがベリーを連れ去るかもしれないと考えると、心配でベリーを外に出すことができないのです」と、ショウジさんは話した。

福島県の南相馬市から避難して以来、この施設で2匹の猫とともに暮らしているある男性は、同様の懸念を抱いている。

この38歳の会社員は話した。「家で自由に過ごしていたときと比べて、ここでは猫たちは運動不足になっています」

12の自治体の避難施設からテントやペット用ケージの支給要請を受けていると、県の動物保護本部は述べた。

福島県の要請で、あづま運動公園に2つのテントと25個のケージを設置する計画だ。

動物保護本部はすでに3つのテントと40個のケージを郡山のセンターに設置した。

「飼い主にとってペットは家族の一員なのです。もし引き離されたら、両者にとってストレスの原因となります」と、保護本部の職員は述べた。

福島県の家畜医療協会の役員シマザキ・マサミさんは、動物たちが置かれている状況に懸念を表明した。

「狭いスペースに押し込められたペットたちは、運動の欠如による消化問題を引き起こし食欲減退や下痢などを患う恐れがあります。ストレスが多いと、様々な健康問題の原因となります」と、彼は述べた。


読後の感想:
この季節になると、海外の記事でもペットのための暑さ対策やヒートストローク(熱中症)などに対する注意を呼び掛ける記事を多く目にする。アメリカで、ハンドラーの車の中に4時間置かれていた警察犬が熱中症で死亡したという記事を先週読んだが、夏の車中の高温は警察犬すら殺すほどに危険らしい。もし犬の呼吸が早かったりぐったりとしていたら熱中症のサインらしいので、水に浸した人間の服などで犬の体を包んですぐに獣医師を受診すべきだという。
自分の動物を本当に守れるのは飼い主である自分だけなので、被災地で不自由な仮住まいを余儀なくされている飼い主さんたちの憂いは深く、心配ごとは尽きないと思う……。

英文記事: Japan: Pets of evacuees 'trapped' in cars
The Yomiuri Shimbun/Asia News Network Mon, May 16, 2011

2011年6月8日水曜日

原発内をさまよう犬猫たち。東電救出の意思なし

(Euro News記事翻訳)
Stranded animals roam Fukushima’s nuclear rubble 07/06 11:53 CET
※上のリンク先で、原発内をさまよう犬猫の動画が視聴できます。


(福島第1原発の)非常に危険な放射性の瓦礫をぬって歩いている、少なくとも2匹の犬と1匹の猫が原発の“ライブカメラ”に映されている。

日本の地震と津波が3月に原発の原子炉を破壊して以来、この東電のサイトは専門化された救助チームの排他的ドメインである。



原発内をさまよう2匹の犬と1匹の猫が、東電の“ライブカメラ”に映されている。


原発周辺の約80,000人の住民が20キロ圏内から避難させられた。住民が避難したときに、この区域には数千もの動物が取り残されたと考えられている。

東京電力の松本ジュンイチ部長は述べた。「私どもは現在、原発を再稼働することに注力しています。原発の敷地内に犬や他の小動物が紛れ込んでいますが、現時点で、私どもはこの動物たちの救助のために充てる資源は持ち合わせておりません」

原発内に迷い込んだ動物たちの救助は行わないと述べる、
東京電力の松本ジュンイチ部長。

(原発危機の)会議において、動物の苦しみは最優先事項ではないのだ。

取り残された動物たちへの餌やりや救出のために、あるアメリカの動物愛護団体は日本の当局に原発周辺への立ち入りを求めている。



読後の感想:
政府の誰かがオウムみたいに繰り返していた言葉ではないけれど、“直ちに被害はない”ために、動物たちは今自分が歩いているその場所が、放射能という目に見えないじわじわと効いてくる致死毒に汚染されているということがわからない。感情的には人間の10代だけれど知恵は2歳児並みだという犬にも、当然放射能の危険性がわからない。だからこそ、この動画の冒頭の、何も知らずに原発敷地内をさまよう犬猫の映像は観るのが辛い。

2011年6月3日金曜日

被災地から犬猫約200匹を救出した英国人女性

The British woman braving Fukushima radiation zone to save abandoned quake dogs
By RICHARD JONES Last updated at 12:48 AM on 29th May 2011


彼らは日本の津波の忘れられた被害者たち──それは、損壊した福島原発の放射性降下物から逃れた飼い主たちによって見捨てられた無数のペットたちだ。

だがひとりのイギリス人女性が、12マイルの避難区域内の不気味な無人の町に放置されて死を待つ動物を救出するために、潜在的に危険な放射能に立ち向かっている。

これまでのところ、サマセット出身のエリザベス・オリバーさん(70)は、防護服を身につけガイガーカウンターを携帯しつつ侵入した避難区域から197匹の犬と17匹の猫を救った。

エリザベス・オリバーさんと救出されたペット、大阪にて。

避難の後、需品持ち出しのために住民は2時間の帰宅を許可された。だがペットは、当局が回収しやすいように家屋の正面に繋いで残してくるように指示された。

だが10日が経過し、概算20,000匹のペットのうち回収されのはたった15匹だ。

40年以上日本の住んでいるオリバーさんは話した。「もし解き放たれたとしても、飼い主が戻ると信じているので、動物はしばしば自分の家から離れたがらないのです」

救出された犬の中に、フロストバイトと名付けられたイングリッシュセッターがいる。この犬は浪江町と呼ばれる地域で、お腹を空かせてさまよっていたところを発見された。飼い主はこの犬を解き放っていたので、彼は自分の身を守ることはできた。だが彼は、おびえて攻撃的になっていた。

オリバーさんの世話で、再びこの犬は穏やかになった。

現在彼女はフロストバイトの飼い主を探しているが、彼らはいまだに避難所で暮らしている。そのためこのペットは、被災地から400マイル以上離れた大阪に拠点を置く、オリバーさんの関西アニマルレスキューのシェルターに留まっている。

動物たちがシェルターに到着した後、彼らに新しい家をあてがう前に、オリバーさんは3か月間、彼らを本来の飼い主と再会させる試みをしている。

避難区域へ訪れたある時、彼女は特にひどい光景に遭遇したことがあった。「餓死した9頭の馬の死骸の真ん中に腰かけている農場主を見ました。いまだに生き残っていた20頭の体は、実にひどい状態でした」

警察は餌やりのために人が避難区域内に戻ることを拒否している。

この農場主は、動物たちを飢えて死なせるよりも自身の手で殺すつもりだと話していたが、オリバーさんがこの動物たちの救出の手配をしたのである。



この記事への外国人のコメント:
「なんて立派な女性。彼女に敬礼するわ」

「なんて勇気があるのかしら。私たち動物好きのいったい何人が、彼女のようなガッツを持ているのかしら。かわいそうな動物たち……なんて悲劇なの」

「災害で苦しむのはきまって動物たち、飼い主の帰宅を待っている忠実なペットたちだ。他の人たちもこの女性のように勇気を持って、自分たちの友を探しに行くことを願いたい」

「神の祝福がありますように! なんて素晴らしい女性だ」

「エリザベス・オリバーさんの見捨てられた動物たちへの勇気と優しさと愛の記事を掲載してくれてありがとう。後は、日本の原発災害の犠牲者であるこの4本脚の犠牲者を救う彼女の努力を助けるために、寄付ができるところを教えてほしい」

「真の英雄だ。動物たちのためにありがとう。もし自分の犬たちを家の前に繋いで残したら、地獄のような苦しみだろう」

「読者がオリバーさんを援助できるように、そしてより多くの動物を救うためと彼女がこれまでに助けた動物の世話のために、彼女の情報を公開できないのか?」

「彼女がなぜ動物のために危険を犯すのか理解できる。でも彼女は、このために最終的にがんを患うかもしれない。彼女は勇敢で、そして向こう見ずだ。だが彼女の努力が報われることを願う」

「シェリル・コールがX-Factorに復帰するのに200万ポンド受け取るだろうなんて話じゃなくて、こういう話にもっと焦点を当てるべきだ」

「愚か者だな」


読後の感想:
※当記事でオリバーさんの団体は”Miss Oliver’s Animals Rescue Kansai shelter in Osaka”と記述されているので、 “アニマルレスキュー関西”と訳しましたが、彼女の団体はアニマルレフュージ関西(ARK)ではないかと思います。他に、”He was found wandering hungry in an area called Nami-cho.”という記述がありましたが、” Nami-cho”というのは”Namie-machi”のタイポかもしれないので、福島県双葉郡の浪江町(なみえまち)と想定して訳しました。

2011年5月26日木曜日

津波を免れた秋田犬のイスラエル人里親

Japanese Akita Dog Evacuates Tsunami-stricken Area for Israel
NTD News, Tel Aviv, Israel 2011-05-23 04:30  
Reporter:Betty Faiberg  Photographer:Michael Ash

メディタレニアン(地中海)・ウィナー・ドッグショーが最近(イスラエルの)テルアビブで開催され、観客はあらゆる種類の犬たちを楽しむ機会を得た。

この競技会の参加犬は、態度・毛並み・体型・均整、その他の多くを審査される。

大勢の参加犬の中に、マイヒメという5カ月の秋田犬がいた。

津波を免れてイスラエルに渡った秋田犬のマイヒメが現地で競技会に出場。

マイヒメをはじめ、多くの犬たちが参加するイスラエルの競技会。


競技会で勝つことはできなかったが、彼女にまつわる物語は興味深い。

愛犬家のヨッシ・ロスチャイルドさんは数回日本を訪れた。そこで彼は地元の言葉を学び始め、そして犬を世話している地元住民と知り合いになった。

日本の悲劇的な津波が、ヨッシさんをマイヒメの養護者にさせた。

秋田犬のマイヒメを引き取ったイスラエルのヨッシさん。

電話の不通、そして津波後の混乱のために、ヨッシさんがマイヒメを世話していた日本の一家に接触するまでに数日を要した。

(そして)日本からマイヒメが到着した。マイヒメは津波が押し寄せる1時間前に仙台市から出発したので難を免れたのだ。宮城県の北東に位置する秋田県での競技会に参加するために被災地にいなかったため、マイヒメとその飼い主一家はとても幸運だった。

日本を発って以来、マイヒメはヨッシさんの保護下で訓練をしている。

競技に勝ことはできなかったものの、マイヒメはその精神の強さを示した。

マイヒメの姉妹犬がブリーダーとともに日本に残らなければならなかったことを、ヨッシさんは残念に思っている。だが、姉妹犬もブリーダーも無事だ。

今回の競技では勝てなかったが、将来が楽しみな秋田犬マイヒメ。


読後の感想:
Mai Hime(マイヒメ)って舞姫かな? メスの秋田犬いいなぁ。上手に育てることができたら、かけがいのないパートナーになりそう。犬友達が話していたけれど、「大きな犬じゃないと“相棒”という気がしないから大型犬を選んだ」のだそう。なんとなく、わかるようなわからないような。私が大型犬を飼いたいと思ったのは”憧れ”から。

2011年5月14日土曜日

政府の救助隊が約30匹の犬猫を保護。今後最大200匹以上救出予定

Government of Japan Launches Animal Evacuation Operation in Fukushima
May 13, 2011
http://www.prnewswire.com/news-releases/government-of-japan-launches-animal-evacuation-operation-in-fukushima-121785498.html

20キロ圏内放置動物の監督・移動・除染の安全な実施法などを含む報告を受けた翌日、日本政府は圏内放置動物の移動作業を開始した。この動きはIFAW主導の元、関係の専門家たちが今月初めに放置動物救済方法を話し合う、東京で開催された会議の結果によるものである。日本の環境省と農林水産省はオブザーバーとして参加した。

「災害発生以来、福島の動物たちのことが懸念事項であった。日本政府が救助作業を開始したことで、私たちは安堵している」と、IFAWの災害担当責任者デック・グリーン博士は述べた。「獣医師のチームと環境省の職員らは、動物と人間双方の安全強化を目標とするIFAWの推奨に従っている」

「一時帰宅計画」と名付けられた計画には動物救助も含まれており、政府職員は避難住民に立ち入り禁止区域への帰宅を許可するだろう。この計画実施にあたり、環境省は福島県当局やEAHEmergency Animal Headquarters)と協働している。

511日火曜日以来、救助隊は少なくとも27匹の犬、2匹の猫を危険区域から連れ出した。救出ペットたちをシェルターに送る前に、委員会の推奨に沿った注意深い監視と除染作業が実施されている。

その居場所によって動物の放射能汚染値は様々だと救助者は考えている。「これまでのところ、除染が必要な動物はいなかった」と環境省のコニシ・ユタカ氏は述べた。「仮に除染が必要な動物が出た場合、私たちは委員会の報告にある推奨に従うだろう」

報告によると福島県の職員は、20キロ圏内に置いてきたペットを連れ戻し、動物可の仮設住宅でともに暮らすことを避難住民に許可しているという。救助隊は今週、100200匹の動物を救出する予定だ。「私たちは当局に、この救出活動の継続とさらに数百匹の動物の救出を促している」

IFAWについて:
1969年に創設されたIFAWは、世界中の危機において動物を救う。40以上の国家におけるプロジェクトで、IFAWは個々の動物を救い、動物虐待防止活動を行い、そして野生動物やその生息地保護を促進している。詳しい情報はwww.ifaw.orgにて。フェイスブックおよびツイッターでIFAWをフォローできる。


読後の感想:
以前掲載したIFAW主導、米農務省や環境省などの代表者会議結果報告記事。この記事を読んだ限りでは、あの会議は役に立った模様。
自国の国民には尊大な「お役人サン」たちも、西洋主要国のそれなりの人たちには案外弱かったりするらしいので、もっともっとプッシュして日本政府を動かして、少しでも多くの20キロ圏内放置動物たちを助けて欲しい。

立ち入り禁止区域動物の惨状を伝える新たな動画

(PR Web記事翻訳)
Newly Released Videos Show Wide-Spread Animal and Pet Starvation Inside the Fukushima Exclusion Zone (PRWEB) May 09, 2011

最近ユーチューブに投稿された動画は、福島の立ち入り禁止区域内の動物やペットたちの苦しみが未だ続いていることを伝えている。

422日政府は、罰金か禁固を伴う「立ち入り禁止」法を実行した。報告によると、この政策によって動物救援ボランティアの活動が妨げられている。これらの動画は、東電の避難区域内の飢えに苦しむ動物、ペット、家畜の姿を伝えている。


犬の餌やりと救出のために、福島の立ち入り禁止区域に入るボランティアたち。
※注意: 非常に悲惨な映像が含まれているので、子供には向かない。


ボランティアさんに保護された犬たち。

金網に顔を挟んだまま死亡した犬。

死亡した犬に白布をかけて運んであげるボランティアさんたち。

福島の立ち入り禁止区域、餌やりと救出。

動画3: http://www.youtube.com/watch?v=0frBRQ_ndls
福島の動物たちのSOS
この動画では、ある福島県市民が飢えた動物たちを心配し、助けを求める懸命の訴えをしている。また動物の救助活動と保護施設を政府に求めている。

原発周辺の犬猫200匹、寒川の夫妻のシェルターに保護

(npr記事翻訳)Risky Rescue: Saving Pets From Japan Exclusion Zone
by BRIAN NAYLOR  May 12, 2011


日本の3月11日の地震と津波、そして引き続く放射能汚染によって避難を余儀なくされたのは数万の人間だけではなく、多くの動物たちもまた家を失った。

福島第1原発周辺でさまよう動物たちを救出するために、立ち入り禁止区域に侵入する動物保護団体がいる。

東京から電車で約2時間の場所にある寒川の動物愛護団体のシェルターは、犬猫約200匹の新たな家となっている。その多くは、原発周辺の立ち入り禁止区域から来たのだ。

現在、寒川の動物保護シェルターには約200匹の犬猫が収容されている。
その多くが原発周辺の立ち入り禁止区域から救出された。


このシェルターを夫とともに主催するスガノさんは、動物救出のために避難区域への秘密の危険な旅に幾度か参加した。

「立ち入り禁止区域は放射能汚染の危険はあるし、警察によって警備されています。だから、私たちがこの区域に入るのはとても苦労します」とスガノさんは話した。「ですが、この瞬間にも犬たちは死んでいく。だから私たちはやらなければならないのです」

このシェルターは、避難区域や津波によって破壊された多くの町から連れ出されたペットたちが保護されている、日本中にある多くの動物シェルターのひとつだ。多くの避難所は犬猫を受け入れていないので、避難民たちが元の家に戻る許可を受けるか、新たな住処を見つけるまで、彼らのペットはこのようなシェルターで過ごすことになる。

「これは使命のようなものなのです」と彼女は話す。「人間として、私たちがそこへ赴いて動物たちを助けることはごく当たり前のことなのです。被災地の人々は避難を余儀なくされ、犬たちを置いてこなければならない状況なのだから」

救出された犬たちは、3段~4段に積み重ねた典型的なペット用のクレートで暮らしている。その多くは小型の雑種犬で、中にはスパニエル犬やセントバーナードといった犬もいる。このセントバーナードの飼い主は、センターにこの犬の救出を依頼したのだ。

動物たちの多くが飢えてストレスを受けていると、動物たちのためにボランティア活動を行っている獣医師のオオタケ・ユキエさんは話す。

「このシェルターへ到着した時、犬たちはとても獰猛でした。自分自身を守るためにね。でも数日後にはストレスは解消され、犬たちはきちんと餌を食べるようになり、ここが安全な場所だと理解し始めたのです」と、オオタケ獣医師は語る。「こうしてやっと、私たちは犬に触れたり一緒に散歩に行けるようになったのです」

立ち入り禁止区域から救出された犬たちは即座に洗浄され、放射能汚染値測定を受ける。動物たちの苦境を心配して助勢を申し出るボランティア希望者は多く、犬の散歩を引き受ける者もいる。

イワサキさんは、ドッグフードと大きなタオル持参で立ち寄った。私も犬を飼っていますから、TVで(避難区域の)犬たちの姿を見て悲しくて」イワサキさんは話す。「だから私たち、今日このシェルターに来たんです」

「人間と犬は可能な限り等しく扱われるべきである」というのが彼らの考えだと、このシェルターのオーナーは話す。だが、未だ避難区域に残されているペットたちの命運は尽きかけていることを彼らは認めた。



この記事に対する外国人の意見:
「なんてひどい! 飼い主をなくして気の毒なペットたち。でも、保護されている犬たちがいてよかったわ」

「かわいそうな犬たち。かわいそうな子供たち」

「自然災害と人災だな」

 「避難区域に入ってペットたち助ける人々を誇りに思う。動物たちがみな家を見つけられますように」

 「こういう動物たちを助けている団体に寄付できる場所ってないのかな?」

「この手の災害ではすべての生きとし生けるものが苦しむ。そしてすべてが救われるわけではない。だが、ペットが救われていると知って嬉しい。放射能障害のために、救うことができない動物を安楽死させることは最も人道的なことだろう。ただ苦しむに任せて動物たちを死なせることは受容できない。もちろん、多くが死ぬだろうが」


読後の感想:
私などより、この記事の保護団体のことを詳しくご存じの方がおられるかもしれないが、このシェルターがあるSamukawaというのは神奈川県の寒川のことだと思う。
当記事には“Samukawa---about a two-hour train ride from Tokyo through congested suburbs”としか書かれていないので、東京から電車で2時間ほどの場所だというのはわかるが、何県の団体なのかはわからない。
当記事の発信元のnprは、アメリカ人が通勤中の自動車で聴くような公共ラジオ局(日本で言うならNHKみたいなもの)だから、そのnprが避難区域の動物の記事を掲載してくれたことはありがたい。多くの外国人に、原発周辺に取り残された動物たちの苦境を知ってもらうことは、間違いなく意味のあることだろう。

2011年5月4日水曜日

漂流コーギー、津波のトラウマを克服中。 “コーギー・スマイル”取り戻す

(Seattle DogSpot記事翻訳)
Rescue Group Finds Shelter for Dog That Floated on Roof for 3 Days After Tsunami 
April 1, 2011 by Robert Pregulman


海に浮かんだ屋根の上で3日間も過ごす羽目になれば、噛みつきたくもなる。


日本の被災動物救助団体のJEARSの報告によると:
「この犬は噛む」。それが、(JEARSメンバーの)イザベラさんがその小さなコーギーについて聞いた最初の言葉だった。

海に浮かんだ屋根の上で3日間漂流してトラウマを受けたため、このコーギーは新潟の避難施設で苦しんだ。

「私は、犬のあんな表情は今まで見たことがなかったわ」と、イザベラさんは語った。

屋根の上に乗って3日間漂流した後に発見され、多大な恐怖とストレスが、保護センターでの慣れない新生活でこのコーギーの警戒心を増大させた。

救助要請に応え、JEARSはこの犬をアニマルフレンズ新潟へ連れてきた。数日間の親身な世話の後、驚くべき変化が起きた。

以前の記事の写真と比べ、だいぶ表情が明るくなった漂流コーギー。


この犬は穏やかになり、もはや脅えることもなく、スタッフの若い男性に打ち解けるようになったのだ。このためにスタッフたちは、このコーギーの飼い主は若者だったのではないかと考えている。

だがさしあたり、このコーギーは名なしのままだ。JEARSのチームは、この小さなオス犬の落ち着き先を探している。

彼の「笑顔」は、アニマルフレンズ新潟スタッフさんたちの親身な世話のおかげ。


この記事への意見:
私もコーギーを2匹飼っているわ。かわいそうなコ。思うに、ボランティアさんたちはこのコを“ツナミ”と呼ぶべきよ。


読後の感想:
あの”噛みつく”漂流コーギーの他の情報を見つけたので掲載。みなさん心配なさっているのか、当ブログの漂流コーギーの記事を読んでくださる方が多い。以前のあっさりした記事では消化不良だったけれど、今度はもう少し詳しく彼の様子を知ることができた。
写真で見る限り、コーギー飼いなら誰でも知っている、あの魅力的な「コーギースマイル」が少し回復した模様。このコが懐いているというスタッフさんのおかげか、彼がトラウマを乗り越えられる日は遠くないと思う(この記事の配信日が4月1日だから、今はもう克服していると信じたい)。

2011年5月1日日曜日

20キロ圏内動物の惨状を伝えるビデオ。もはや多くの時間は残されていない

(Global Animal記事翻訳)
Fukushima Exclusion Zone Visits Allowed, Euthanizing Begins
Global Animal April 29, 2011

日本政府と福島県の職員は昨日、20kmの放射能避難区域に取り残されたペットと家畜に関する新たな、だが未完成の行動計画を発表した。日本の首相は、福島の放射能避難区域の避難民は、5時間ほどこの区域内に戻れる可能性を示した。この一時的な帰宅はゴールデンウィーク後に始まり、5月初頭まで続く予定だ。

5時間という時間制限は、多数の条件付きで2時間の帰宅という先週木曜日の発表を改めたものだ。しかしながら、オール・ヘッドライン・ニュースによると、役人たちは避難民が彼らのペットを連れ戻せるかどうかについては、未だに議論中だという。

避難区域内の動物たちには、もはや多くの時間は残されていない。JEARS撮影。

毎日新聞によると、月曜日までに福島県の自治体は、福島第1原発周辺のペットの保護を開始した。この動きは狂犬病予防法に基づくもので、主に迷い犬と野良犬を対象としている。繋がれた犬、猫、そして他の動物については、動物の健康状態を調査した後に獣医師らによって決定されるだろう。7人の獣医師を含む11人のチームは、拠点で動物の放射能汚染を検査している。

自治体は、ペットの身元を特定するための情報を県のウェブサイトに掲載すると述べている。役人たちはまた、県は動物を殺すことはせず、一定期間内に飼い主が現れない場合は、動物たちの新たな住処を探す努力をするだろうと述べた。昨日獣医師らが、放射能汚染の影響を受けなかった5匹の犬と1匹の猫を連れ出した。

嘆かわしいことに、福島県の役人たちは先週の木曜日以降、衰弱した家畜のと殺を行っている。

オール・ヘッドライン・ニュースより:
福島県は木曜日、衛生的理由によって20km圏内の動物のと殺を開始した。この作業は、2010年の10月時点で887件の家屋、80頭の馬、6,200匹の豚、そして260,000羽の鶏が存在する南相馬市の小高地区に重点を置くものだ。

同地区は3月11日のマグニチュード9の地震によって引き起こされた津波にひどく破壊された。瀕死の動物のみと殺し、可能ならば引き続き所有者の許可を得る努力を行うと役人たちは述べた。

救助団体に対して、避難区域は封印されたままだ。半径20キロ圏内の動物は明らかに苦しんでいて、飼い主たちは愛するペットたちの救出を望んでいる。昨日JEARSによって公表された下のビデオは、避難区域内に残されて死を待つのみの動物のために、広範な救助と援助の必要性を例証している。

もはや多くの時間は残されていないのである。

行動を起こそう:
・20キロ圏内の動物救出許可を求める首相への手紙にあなたの署名を。
・日本のきちんとした動物救援団体に寄付を。


これは福島県で最近撮影したビデオである。

4月22日までに、政府は福島原発の半径20キロの立ち入り禁止を厳格にしている。
ここには未だに5,000から 10,000の家畜が取り残されている。

20キロ圏内立ち入り禁止が厳格に施行されるまでは、区域内の動物の世話や救助のために定期的に動物救援団体や個人が訪れていた。だが、現在活動は休止状態にある。

地元民同様、JEARSKinship Circleや他の多くの動物救援団体は動物を守れるように、現在の政策を改めるために政府との協働の道を模索している。

地元住民たちには他に選択肢はなく、やむを得ず動物たちを置いてきたのだ。

20キロ圏内に取り残された猫たち。

周辺の犬猫に餌やりを頼むポスター。

犬舎に残された犬が1匹いた。この犬は繋がれてはいなかったが、そこに留まっていた。
飼い主は自身に出来る最大限のこととして、大量のフードを犬のために残してきたのだ。

自分の動物のために、飼い主が残したフード。

 20キロ圏内への立ち入りが正式に断たれたために、圏内の多くの衰弱した動物たちが飢えや放置のために死ぬだろう。



手遅れになる前に動物たちを救助するために、地元住民や動物救助団体の立ち入りを認めるように可能な限り早く政策を改めることを、JEARSは政府に要請している。

現在JEARSKinship Circleの保護下にある汚染動物は、推奨されている最良の獣医師による除染および2週間の指定検疫期間の元におかれている。既にJEARSやKinship Circleは、このような状況に対応可能な基本的な環境を整えているのだ。

JEARS撮影、20キロ圏内の動物たちの動画は以下のリンク先で視聴できます。

読後の感想:
邪推だけれど、余計な費用や労力が節約できるから圏内の動物たちが「早く死んでくれればいい」とでも、政府は考えていそう。そうすれば、水酸化カルシウムの消毒だけで済むから。いや、それすらも考えていないのかも。現在この国の首相と呼ばれている人の頭の中には、動物の「ど」の字すら存在していないのかもしれない。

2011年4月27日水曜日

環境省と米国の農務省の代表などが来月、避難区域の動物救助計画に関する会議を開催(catchannel記事和訳)

Helping Dogs and Cats Contaminated by Radiation
A summit in Japan will focus on helping dogs and cats affected by radiation leaks.
Posted: April 26, 2011, 3 a.m. EDT

 IFAW(国際動物福祉基金)が5月2~3日に、放射能汚染された犬猫の救済と監視計画、避難と治療措置を進展させるための会議を日本で開催する予定だ。

会議のテーマは、被曝、犬猫の生理学・行動・救助・避難方法・除染・保護、野生動物の収容とリハビリ、そしてこれらを行う人間の安全に関する項目を含むだろう。

この会議は、福島第1原子力発電所を破壊した3月11日の地震とそれに引き続く津波を受けて開催されるものである。原発周辺で放射能が発見されて以来、日本政府はこの地域内の住民に強制的な避難を布告した。

こうして、家畜や馬、そして飼い猫や犬を含む多くの動物が取り残されたのだと、IFAWのデック・グリーン部長は述べた。

アメリカでの調査では、犬猫たちを救出するために、30パーセントの避難民が災害区域に再侵入を試みるだろうとIFAWは述べた。

犬猫たちを救出するために、30パーセントの避難民が災害区域に再侵入を試みる。


「安全に除染可能なこういった動物たちを避難区域から救出して飼い主の元へ返すことで、命の危険を冒して避難区域に侵入を試みる大勢の人々を思いとどまらせるだろう」と、グリーンさんは語った。

IFAWによると、このような助言がなされている一方、即時の動物救済計画が日本政府に推奨されている。(この計画とは)、避難区域内に飼養所の設置、獣医師団への除染法の教授、集結地点での輸送装備の配置、そして避難動物の殺到に備えた動物保護施設の準備などである。

この会議の委員会は、日本の環境省とアメリカの農務省の代表、APHIS動物保護・野生生物業務、アメリカ軍衛生部隊、獣医師と毒物学の専門家、学士院会員とIFAWを含む。

 外国人のコメント:
「動物たちがみんな救助されて欲しい」

「私だったら、絶対に自分の動物のために戻るぞ!」

「こういうことを話し合う会議が持たれて何よりだ」

「もし自分のペットを残していくことを強いられたら、私は引き返す30%のひとりだろうな」

読後の感想:
IFAWって初耳だったので調べてみた。代表者の経歴とか読んでみたら、ひとかどの人たちが運営している団体みたいだし歴史もあるようでひと安心。この団体、アザラシ猟に反対しているようだけれど、以前私はYou Tubeでアザラシ猟の動画を見たとき、そのあまりの酷さに泣いたことがある。
日本政府は外部から、特に西洋主要国(と言うかアメリカ)にプツシュされないと重い腰を上げない体質だから、どんどん押して動物福祉発展途上な日本を動かして欲しい。