2011年4月29日金曜日

カリフォルニア州知事の愛犬コーギー、今日も知事と一緒に出勤。政敵たちも魅了(AP記事和訳)

Calif. gov's newest ally? A 'fur ball' with charm
By JUDY LIN, Associated Press ? Fri Feb 18, 5:37 am ET

(反対派の)共和党員たちとの協働、そしてカリフォルニアの予算立て直しのさ中で、カリフォルニア州知事が一風変わった新しい相棒を見つけた。

ジェリー・ブラウン知事と妻のアン・ブラウン夫妻は今週、7歳のウェルシュ・コーギーのサターを正式に州のトップドックとして迎え入れた。ずんぐりした(体型に)セーブルカラーと乳白色のお腹、おはじき玉の形の目をしたこの犬は、日々議事堂で働くためにカリフォルニアのファーストカップルに付き添っている。

写真後方中央の人物が、カリフォルニアのファーストレディのアン・ガスト・ブラウン夫人。2011年2月11日火曜日、夫人はサクラメントの議事堂の階段で報道陣に対し、ウェルシュ・コーギーのサターを知事一家の飼い犬として紹介した。


この犬は、ぶっきらぼうで老練な民主党政治家の、温かくて毛むくじゃらの頼れる相棒として頭角を現した。時として過熱する270億ドルにおよぶ州の赤字に関する論争中でも、この犬の「お腹を撫でて、かまって~」的ないたずらっぽさが、知事の長年の政敵でさえその武装を解かせるのだ。

「サターと私は友情を築いているのさ」と、ブラウン知事が州予算について交渉中の立法関係の指揮者のひとりである、共和党の上院議員ボブ・ダットン氏は語った。「知事の会議室でサターに出会ったんだ。知事と話していたときに私は、椅子の下の“毛玉”に気づいたんだ。サターはとても大人しく、そこに寝ていたのさ。思うに、サターは私を納税者たちのお金の守護者と見なしていたんだろう」

今週始め、サターがカリフォルニアのファーストドッグになるという発表の際、アン・ブラウン婦人は議事堂の階段に集まった報道陣に語った。「彼は予算投票を集めるでしょうね」(なぜならコーギーは、牛や羊を)集める技能で名高い犬種だからだ。

「彼がすり寄ると、(反対者の)共和党員たちは和むの。ご覧の通り、ダットン上院議員もサターがとてもお気に入りだわ」

サターはブラウン知事の姉妹でゴールドマンサックスの重役、そして元カリフォルニア州の会計役だったキャサリンさんのペットだった。キャサリンさんは、サンフランシスコからシカゴへの(仕事上の)移動に伴って、彼女のコーギーをカリフォルニアのファーストカップルに預けることにした。彼女の兄弟のブラウン氏は、去年の州知事選挙で勝利した。

サターは、72歳のめったに笑わないぶっきらぼうな州知事のイメージを和らげることに貢献しているようだ。

このファーストドッグはソーシャルメディアにも参加していて、フェイスブックには彼のページがあって支持者もいる。

中略

この犬種はエリザベス女王のお気に入りだ。

実生活でのサターは、知事の執務室の床に落ちたどんな食べ物でも食べるという悪評がある。(だが)、これは知事の選挙運動のスローガンである倹約に即したものだろう。

知事は1975年から1983年に初めて知事職に就いたとき、知事の邸宅を拒否し、リムジーン通勤の代わりにプリムスでの通勤を選んだのだ。


読後の感想:
う~ん、さすがコギっち。君主・州知事・大企業重役と、見事世界のセレブたちの愛犬の座を射止めてるなぁ。でも、有名人とか芸能人とかまったく興味ない私としては、女王だろうと知事だろうと、コーギーがらみじゃなきゃ読もうとは思わない記事だけど。
他の記事で、このサターくんが議事堂の廊下で寝ている写真が掲載されていたけれど、本当にいつも知事さんと出勤しているのかな? というコトは、知事の執務室は間違いなくコギの抜け毛だらけ……。なんでも、エリザベス女王のベッドのコギの抜け毛は、当たり前だけど使用人さんたちが掃除するとか。
そういえば昔、グーグル本社の社員さんはペット同伴出勤OKだとかいう記事をBBCか何かで読んだことあったけれど、愛犬と一緒に仕事って犬飼いにとっては夢かも。