2011年4月25日月曜日

原発立ち入り禁止区域の動物の死骸は水酸化カルシウムで処置、瀕死の動物は所有者の許可後にと殺(AHN 記事和訳)

Japan launches fresh search for tsunami victims’ bodies
All Headline News 2 hours ago
Thousands of countrymen on Sunday called the government to switch to alternative energy and end the nuclear power in the country following the last month’s tragedy.

太平洋沿岸に居住する12,000人の行方不明者を出した、3月11日の地震と津波の犠牲者の遺体の新たな捜索を自衛隊が開始した。

25,000人の自衛隊員と24,800人のアメリカ軍兵士、警察、そして海上保安官は月曜日、3回目の捜索を開始する予定だ。「大きな河川の河口周辺、そして他の津波の被害地域など、太平洋沿岸の広い地域を網羅する捜索だ」と、この捜索活動の広報官は述べた。

防衛庁によると、過去2回の捜索では約483人の遺体が発見された。

この自然災害で14,000人が死亡し、数千人が家を失った。

先週実施された他の捜索では、地震に破壊された福島原子力発電所付近で、約2,500人の自衛隊員が災害の被害者の遺体を探した。

地元の家畜類を担当する部署の役人たちはまた、1カ月前に放置された数千頭の家畜の状態を調査するため、原発近くの20キロ圏内の立ち入り禁止区域に入ることを考えている。「この地域内がどのような状態なのか、全く不明である。この地域に私たちが入るのは初めてだ」と、福島県の家畜担当課の役人は述べた。

動物保護活動家たちは、立ち入り禁止区域内の、死亡または瀕死の動物たちの増加に深い懸念を表明している。

「私たちが動物の死骸を発見したときは、衛生のために、死骸を水酸化カルシウムで覆うようにする」「瀕死の動物については、動物たちをそのままの状態で置くにはあまりに悲惨な場合は、所有者の許可を得た後にと殺する予定だ」と、彼は述べた。

これに関連して、数千の人々が日曜日、代替エネルギーへの移行と、日本における原子力時代の終焉を政府に求めた。「福島(原発事故)以前から、私たちは懸念していた。これまでは考えているだけだったが、これからは、子供たちのために行動しなければならないのだ」と、原発反対デモに家族とともに参加したイイノ・ヒロシさんは話した。


読後の感想:
酸化カルシウム(苛性石灰)は、水を加えると熱を発して水酸化カルシウムになるが、この時発生する酸素が殺菌力を持ち、安価で大量の消毒液を必要とする時(屎尿、便池、ゴミ溜め、溝、船底水等の消毒)用いられる。←http://page.freett.com/shoq/igaku/e-syoudoku-syurui.htmlより引用。このリンク先のページ最下部を反転すれば文字が現れる。なお、リンク先の情報の正確性については、ブログ主のユニは保証できない。

人間は自然の脅威には無力。一方動物は、人間のやることには無力でなすすべを持たない。水はいつも高い所から低い所へ流れる。そして、「高い所」からの水に押し流されて苦しむのはいつも、「低い所」にいる存在。でも、「低い所」にいる存在にも生命がある。このことを忘れない人間でありたいけれど……。