(Globalanimal記事翻訳)
ウィリアム皇子が贈ったイヤリングを旧名ケイト・ミドルトンさんの愛犬オットーが食べてしまったことをご存じだろうか? また、エリザベス女王の最初の“ロイヤル・コーギー”の名前がスーザンだということはどうだろう?
英国のロイヤルファミリーのように、英王室のロイヤルペットたちの話も興味深い。英王室のダイアナ元妃、ヴィクトリア女王、チャールズ皇太子、そしてエリザベス女王と、彼らの高貴な犬のコンパニオンたちをちょっと見てみよう。
1635年に描かれたヴァン・ダイクの肖像画、“チャールズ1世、イングランド王の3人の年かさの子供たち”には、2匹のキング・チャールズ・スパニエルが登場している。
ヴィクトリア女王のアルバート王子との結婚間もない頃に描かれた、ランドシーアの“ウィンザー宮近況”には、ウィンザー城の”緑の応接室”にいる、乳児の王女と4匹のロイヤルドッグ(エオス、イスレイ、カーナッチ、ダンディ・ディンモント)が登場している。
1908年の写真には、エドワード7世と彼のテリアのシーザーが映されている。シーザーは国王よりも長生きし、国王の葬列では彼の棺の後から行進した。
1930年、スコットランドのグラミス城でヨーク公(後の国王ジョージ6世)が撮影した、ヨーク公婦人(後のエリザベス皇太后)とエリザベス王女(現在の女王)の写真。
スコットランドのディーサイド、バークホールの階段で犬に囲まれたマーガレット王女を、1933年に父(ヨーク公)が撮影した写真。
1896年サンドリンガム城で、ヨーク公爵息エドワード(後のエドワード8世)とプードルのサミー。サミーはネズミ捕り用の毒を誤って食べて死亡した。
国王ジョージ6世とコーギーの写真。これは国王と王妃の1948年の銀婚式に、社交界の写真家バロンによって撮影された一連の写真の中の1枚。
最初のロイヤルコーギーのスーザンは、1933年にエリザベス女王の父王ジョージ6世がヨーク公だったときに英王室に迎え入れられた。
2005年のカナダ訪問の折に、地元のコーギー愛好家たちに迎えられたエリザベス女王。
1981年7月29日の結婚式の前に、ともに過ごすレディ・ダイアナとチャールズ皇太子、そして彼の犬。
2009年6月29日イギリスのキングスリンで、サンドリンガム・フラワーショウに出席した地元の人々との面会中、タムジンという犬に手を舐められるチャールズ皇太子。
旧名ケイト・ミドルトンさんの愛犬、オットーの写真。黒毛のコッカー・スパニエルのオットーは8匹兄弟の1匹。ケイトさんの家族がエラという同腹の姉妹を飼っている。昨年、ウィリアム王子が彼女に贈った真珠のイヤリングを食べてしまい、オットーは一時危険な状態に陥ったという。
読後の感想:
エリザベス女王の父王ジョージ6世とコーギーの写真が、当ブログ的にはイチオシ。そしてその次、エリザベス女王が4匹のコーギーを連れている写真だけれど、白黒写真だということよりも、もっと時代を感じさせて興味深いのは、女王が毛皮を着ているということ。当時は”Fur is murder.”という感覚はまだなかったのかな?
英文記事: Royal Dogs Of The Ages (GALLERY)
※写真のソースは、“The Royal Collection © Her Majesty Queen Elizabeth II”および、“Getty Images Europe(ゲッティイメージズ)”。