(Bloomberg/The Sydney Morning Herald記事翻訳)
素晴らしく冒険的なメニューではないし、ワインは出されない。だが、イングランド中部イブシャムのリバーサイドホテルの食事にはリピーターが多い。前菜はスープ、チキンレバーのパフェ、クレープ、または自家製のフィッシュ・ケーキのチョイスを提供する。メインはリブアイステーキ、サーモンウェリントン、ピザかチキン炒めサプリームだ。デザートは人参ケーキ、ライスプリン、そしてチョコレート色のビスケットなどだ。
この15ドルの食事は、銀製の大皿の上の中国陶器のボウルで給仕され、ダイニングルームかアルフレスコ(屋外)で楽しむことができる。ベジタリアンのために、ブロッコリーと人参のビスケットもある。
イギリス中部イブシャム、リバーサイドホテルのレストランの犬用メニュー。
「お客様は実に楽しんでおいでのようです。お味の方は少々物足りなく、砂糖や塩は本当に控えめに調理しなければなりませんが」と、29歳のシェフ、リコ・ペッチさんは話す。フィリピン生まれの彼はイギリスに料理修業に来たのだ。
彼のお客は4本足で時々吠えるが、それは仕方がない。この料理は、人間たちがペッチシェフの人間用の食事を楽しんでいるときに、ペットたちにもの寂しい思いをさせたくない飼い主たちのためのメニューだからだ。
「フランスのレストランはとても犬にフレンドリーで、犬は飼い主と一緒に食事ができます」と、ホテルのオーナー、デボラ・シンクレアさんは話す。「イギリスでは、犬を食事に連れてきたときに歓迎されるという気分を味わうことは難しいので、これを変えたいと思ったのです。どこのレストランでも子供用のメニューはありますが、犬用のメニューは……」
ペッチシェフは人間用の料理と一緒に犬用の料理を作る。
例えば、犬用ピザのトマトソースの代わりに使うレバークリームなどの料理の下ごしらえをして、オーダーに応じて料理するのだ。
さて、最も味にうるさいお客は誰なのだろう?
「大型犬は何でも食べますが、小型犬はとてもえり好みしますね。高齢犬の場合は特に」と、彼は話す。「先週いらしたあるお客様は2匹の犬を連れてこられたのですが、あんなに味にうるさい(犬の)お客様は初めてでした」
イギリスではレストランへの犬の入店は法で許可されていない(盲導犬以外)。
だが、多くのパブでは4本足のお客も入店できるし、
愛犬と食事を楽しめるペットにフレンドリーな店がないわけではない。
読後の感想:
私がこれまでに行ったペットOKの店は、水のサービスはあるけれど犬用の料理を出す店はなかったなぁ。それに、ペット同伴だとたいていテラス席だから、春・秋はいいけれど冬は寒いし、人間の料理はすぐ冷めるし……。
それはともかく、犬連れでない人に気兼ねすることなく犬と一緒に楽しめる場所が増えることは、犬の飼い主としては大歓迎。犬連れで遊びに行くのは本当に楽しい。ドライブもハイキングも、犬と一緒だと本当に百倍……いや、百万倍楽しい!
英文記事: Silver service with a sausage June 30, 2011 Bloomberghttp://www.smh.com.au/executive-style/silver-service-with-a-sausage-20110630-1gs28.html
http://www.bloomberg.com/news/2011-06-29/the-ultimate-dog-s-dinner-hotel-silver-service-has-fine-food-for-pooches.html
Pet Friendly Places To Eat Out in Worcestershire
http://www.visitworcestershire.org/cms/visitors/where-to-stay/pets-welcome/pet-friendly-places-to-eat.aspx