2011年6月4日土曜日

アメリカでもチワワ警察犬登場。保安官の麻薬探知犬

(CBS NEWS記事翻訳)
Meet Midge, A 7-Pound Police Dog!
By Brian Dakss GEAUGA COUNTY, Ohio, Sept. 7, 2006
↑上のリンク先で、アメリカのチワワ警察犬動画が視聴できます。


法執行者の最大の友は、爆弾や麻薬や行方不明者の発見その他のために高度に訓練された警察犬だ。

だが、“The Early Show”の専属獣医師デビー・ターナーさんは、典型的な警察犬のイメージが変わるかもしれないと話す。

ジャーマンシェパード・ラブラドールレトリーバー・そしてブラッドハウンドは、ほとんどの警察のK9ユニットで使われているマッチョな犬種だ。

だがターナー獣医師は、ミッドウェストのとある革新的な保安官が新しいアイディアを実践していると話す。彼は、小さい体だからできる良い警察犬の仕事があると信じているのだ。

月齢9カ月、体重7ポンドのチワワとラットテリアのミックス犬のミッジは、世界で最も小さな麻薬探知犬になるために修行中だ。

チワワ警察犬ミッジはまだ子犬だが、現在麻薬探知犬になるために訓練中。

ミッジは、オハイオ州ジョーガ郡の保安官ダン・マクレランドさんの創意工夫であり、そして誇りで喜びなのだ。ミッジが人々が想像する警察犬の典型とはかけ離れていることを、彼は認めている。

典型的な警察犬は、犯罪との闘いにおけるミッジの相棒である大きなジャーマンシェパードのブルータスだ。

チワワ警察犬のミッジと相棒のジャーマンシェパードのブルータス。

体の大きさは違うけれど、仲の良い2匹。

一体なぜ、こんな小さな犬が警察犬なのか。

「うちの大きな体の警察犬たちが自動車内を捜査しているのを見ていた時に、小さな麻薬探知犬のアイディアが浮かんだのです」マクレランドさんはターナー獣医師に語った。「特に、体重120~125ポンドのジャーマンシェパードを車内に入れてみてください。すると、犬たちが振り返ることも大変だということがわかりますよ」

マクレランド保安官はミッジが月齢3カ月のときに、マリファナを発見するための訓練を始めた。彼女は現在も訓練中で公式なK9警察犬としての資格を受けてはいない。だが、彼女の能力は明らかだとターナー獣医師は認めた。

アメリカのダン・マクレランド保安官はチワワを麻薬探知犬に育成中。

「彼女の犬種そして大きさの犬は決してクラウドコントロール(群衆制御)向きではないし、犯罪者を恐怖させることもないと私たちは考えていました。だから私たちは、彼女をソーシャルドッグにすることにしたのです」

ソーシャルドックとして、彼女は子供や人々に可愛がられていると保安官は話した。


チワワ警察犬のミッジは、警察の宣伝犬としても活躍している。

(だが)マクレランドさんは、ミッジがただの物珍しい宣伝犬以上であることを確信していて、彼女や他の小型犬たちも成長して法執行組織の大切な一員になるだろうと話す。

「小型犬は大型犬のように働くことはできないとは私は考えていません。ミッジは大きな部屋でも大型犬のように探知します」

クラウドコントロールや犯罪者逮捕などにも使われているブルータスなどとは違い、ミッジは麻薬探知に専門的に従事する警察犬として訓練されている。


たとえ体は小さくても、チワワは警察犬や麻薬探知犬になれる能力を秘めている。


読後の感想:
この記事のミッジちゃんは月齢3カ月から訓練を初めて現在月齢8カ月。ということは、私たちのチワワ警察犬桃ちゃんが警察犬試験に合格して世界的なニュースになった時の少し後に訓練を始めたワケかぁ……。原文のニュアンスだと、なんだかチワワを警察犬にするというアイディアが保安官さんのオリジナルみたいな書かれ方だけれど……まぁいいか、そんなことはどうでも。こういうワンコがどんどん登場するようになれば、超小型犬にも愛玩犬以外の可能性が大きく広がるわけだし。
それにしても、チワワとジャーマンシェパードが並んで歩いている映像は見ているだけで楽しいし微笑ましい。もしミッジちゃんが活躍して有名になったら “特捜警察犬ミッジ&ブルータス”な~んてドラマ化したりして。私的には、ミッジのハンドラーがマッチョな地元警察の男性警察官で、ブルータスのハンドラーがエリート女性捜査官だったら最高。初め彼女は「チワワに警察犬など勤まるワケがないでしょ」と考えていたけれど、少しずつミッジの能力を認めるようになり、ついでに今まで見下していた地元警察官男性に恋心……って、なんてありがちなベタな展開。でも好み。その時は私も、スカパーの海外ドラマチャンネルか何かで楽しく視聴させてもらおう。