2011年5月24日火曜日

ペットの医療費40万円以上払えますか?NYタイムズブログ

(New York Times Blog記事翻訳) How Much Would You Spend on a Sick Pet?
By TARA PARKER-POPE  June 9, 2010, 2:03 PM

ペットの健康は、あなたにとっていくらの価値がある?

病気の犬猫に医療を受けさせるかどうかを決定するのは、そのコスト次第だと多くのペットの飼い主は言う。AP通信とペットサイド・コムの新しい調査によると、40%の飼い主が、必要時にペットの医療費を払う余裕がないことを懸念しているという。

たいていの飼い主たち(62%)は、ペットの健康管理費が5万円ほどになってもその費用を支払うという。だがこれは、3分の1の飼い主がこの金額をペットに費やさないということを意味する。

多くの飼い主が、ペットの医療費を払う余裕がないことを懸念している。

ペットの医療費が1,000ドル(8万円ほど)に達した場合はどうだろうか。この金額をペットに費やす意思がある飼い主は半分以下だった。そして、2,000ドルの医療費を費やす意思のある飼い主はわずか31だった。

もし病気のペットの医療費が5,000ドル(40万円ほど)に達したら、ほとんどの飼い主は治療を中止すると述べた。獣医の費用が5,000ドルでも支払う意思のある者はたった22%だった。

4月に行われたこの調査は、1,112人の国中のペットの飼い主への電話インタビューを含んだものだ。

猫の飼い主は犬の飼い主よりも、より早い段階でペットの治療を放棄する傾向であった。ペットの医療費に500ドルを支払わないと答えた飼い主のうち、26%が犬の飼い主で54%が猫の飼い主だった。しかし、もし医療費が500ドルを超えた場合は犬の飼い主と猫の飼い主に差はなく、動物に医療を施すかどうかという意思にも違いはなかった。

ペットにいくら医療費を費やすかという考え方に関して、飼い主の所得水準は影響していないようであった。所得が50,000400万円ほど)ドル以下のペットの飼い主でも、それ以上の所得がある飼い主と同じ回答をしたのである。


読後の感想:
ペットの医療費は保険が効かないので高額だということは、ほとんどの飼い主さんがご存知だと思う。ワクチン注射・狂犬病予防注射・フィラリア予防薬・ノミダニ予防薬の費用が犬の健康管理費の基本(ウチの場合)だけれど、軽い下痢をして獣医師を受診+薬3日分程度でも3,000円くらいかかる。
私は、2匹目は大型犬(特にサモエド)が飼いたかった。でも犬の介護が必要になったとき、体重のある大型犬は私や家族の手には負えないと考え直し、結局中型犬のコーギーを選んだ。犬を飼う前に考え抜いて覚悟したのだから、もしウチの連中がおしっこを垂れ流すようになってしまっても、最後まで、分相応だができる限りの世話はしたい。

2011年5月23日月曜日

ロシア軍が兵士の食事に犬用缶詰使用。告発動画

Russian troops fed dog food claims whistleblower
※上のリンク先You Tubeで動画が視聴できます。

今年初め、節約のためにロシア内務省軍の兵士がドッグフードを食べさせられていたと主張されている。

告発者によって撮影されたビデオによると、犬用の缶入りフードが“高級牛肉”と記されたラベルによって隠されていた。

ロシア内務省軍に蔓延する腐敗に関するビデオをインターネットに投稿した後、(告発者の)イゴール元少佐は解雇されたと述べた。

缶入りドッグフードを食べさせられていた、ロシア内務省軍の兵士たち。


内務省軍内に蔓延する腐敗を告発したために解雇されたイゴール元少佐。



視聴後の感想:
前回の記事“ロシア軍兵士の食事にドッグフードのシチュー”の中で言及されていた動画がeuronews によってYou Tubeに投稿されていたので掲載。ロシア兵が出されていたのは缶入りドッグフードだった模様。缶入りならシチューにすればごまかせる──のかなぁ?

2011年5月22日日曜日

ロシア軍兵士の食事にドッグフードのシチュー

(Reuters記事翻訳)
Whistleblower says Russian troops fed dog food By Thomas Grove
MOSCOW | Thu May 19, 2011 11:31am EDT

今年初めロシア内務省軍の兵士たちが、節約のためにドッグフードを食べさせられていたと、同省の元将校が明らかにした。

ロシアの巨大な保安部隊の稀有な内部告発者イゴール元少佐は、彼が軍務に就いていた極東ウラジオストクの内務省軍の基地でのこのスキャンダルとその他の悪行を、軍関係者たちは隠ぺいしようと試みたと述べた。

1990年代、チェチェン分離主義者との戦いの任に就いていた少佐は、彼が主張する内務省軍内の腐敗を記録したビデオを今月ネット上に投稿したために解雇されたと話した。

この主張に対して、内務省軍内のいかなる者もコメントを出してはいない。

「兵士たちにドックフードを食べさせていたなんて、何と言ったらいいのか。内務省軍はそれをシチューとして兵士に出していたのだ」と、少佐はロイター通信に述べた。しかもドッグフードのラベルを隠すために、“高品質牛肉”と書かれたラベルが貼られていたという。

ベスランの通りをパトロールする、ロシア内務省軍の将校。


10分間のビデオをネットに投稿した後に受けた解雇命令に対して、彼は異議を申し立てると述べた。このビデオの中で彼は、ドミートリー・メドヴェージェフ大統領とウラジーミル・プーチン首相に仲裁を要請していた。

「事実を調べるために1カ月かかった」と、モスクワの東から約6,400Kmに位置するウラジオストクから彼は電話で述べた。

高官たちの間に蔓延する腐敗は、ロシアの保安部隊が直面している最も大きな問題のひとつだと、メドヴェージェフ大統領は述べている。

ロシア内務省は、国内の治安のためにロシア全土に部隊を維持している。内務省軍は国防省管轄のロシア軍からは分離されている。

元少佐のような批判者が告発する汚職まみれの内務省軍の、将校および部隊の再編成を目指す不人気な改革のために、ロシア保安部隊は自らと戦っているのだ。

「これは偶発のことではなくて組織的なことなのだ。改革は進行中であり、私たちは表に出て主張しなければならないのだ」と彼は語った。

彼の話では、ウラジオストクの基地に18人の不法労働者が45日間収容されていて、清掃と建設作業のために使われているという。

「彼らは韓国人か中国人だったかもしれないが、いかなる書類も所持していなかったのでよくわからない」と彼は話した。

この申し立てについて調査しているのかどうか、当局は明らかにしていない。

また彼は、どのような物が誰に売られたのかは定かではないが、将校たちが金を得るために、許可なく基地の所有物が売り払われていたとも述べた。


読後の感想:
何と言ったらいいのか、ツッコミどころ満載だとかえって何も言えないものなのかも。
記事タイトルの”fed(食べさせた)”という単語に嫌な予感を感じつつも、dog food”という単語に釣られて読んでみたら呆然……
以前私は何度か、自分の犬たちがどんな味のモノを食べているのか知りたくて、ウチのコーギー連中が当時食べていたドッグフードを1粒自分も食べてみようと思った。でも、あの独特の匂い……やっぱり1粒でも無理だった。
だから、いくら煮込んでもドッグフードのシチューなんて、ロシア兵さんたちすぐに気づくと思うんだけれど。それとも、ロシアのドッグフードが美味しすぎるとか?